《じゃ、なんでアルミの輸出量が増えてんだよっ!!(怒)》
【1月20日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=158円18銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:49,359.33(-83.11)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13000.0(-205)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.7885(-0.1595)
④金:4588.4(-27.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 59.44(+0.25)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2110円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2070円
※ニューヨーク為替引値(円)
158.09-158.14(0.55円高-0.51円高)
【1月19日:昨日の状況】
※国内銅建値2120円(1月19日より-70円)
《じゃ、なんでアルミの輸出量が増えてんだよっ!!(怒)》
※2026年1月15日の日経新聞ネタを、まだまだ引っ張ります。前回、前々回のコラムをお読みに
なり、「じゃ、なんでアルミ(スクラップ)の輸出量が増えてんだよっ!!(怒)」グラフを見ると、
日本から中国へのアルミスクラップ輸出量(添付:写メ)、実際に増えているではないか!?とお
思いの方のために、輸出量が増えた原因を探ってみます。
※まず為替を確認します。
以下は、各年の年間平均ドル円相場(1ドル当たり=日本円・小数点以下第3位切り捨て)です。
2016年 108.79
2017年 112.16
2018年 110.42
2019年 109.00
2020年 106.77
2021年 109.75
2022年 131.49
2023年 140.49
2024年 151.36
2025年 149.65
※円安が大きく進んだのは、明らかに2022年ですが、2022年には日経が記事に書いている「年
40万トン」という数量をとっくに超えています。すでに輸出量が増えてしまった後です。むしろ
2023年以降円安が進んでいるにも関わらず、輸出数量は微減しています。どう考えても円安と輸出
数量は関係ない。
※では輸出量が増え始めたのはいつからか?日経新聞が添付しているグラフ(添付:写メ)を見ると、
2018年から2019年にかけて、アルミスクラップの輸出が増え始め、2019、2020、2021年と増え
続けています。
※と言えば、非鉄金属スクラップ業界に身を置いている方なら、直ぐにわかります。わからなければ
モグリです。(日経新聞の記者にはわからない)
※ズバリ「2018年中国の金属スクラップ(7類:雑品・雑線)輸入禁止」が原因です。
それだけ!
それが原因。
※日本は中国に対して、2018年まで、トランス・モーターを始めぐちゃぐちゃの金属類を雑品(通関
統計上は鉄くず)と称して大量に輸出していました。アルミスクラップも同様で、“鉄+アルミ”と
いう状態のまま解体・選別されないまま雑品として中国に輸出されていました。
※ところが中国政府は雑品の輸入を2018年末に禁止した為、結果として日本国内で、そうした雑品を
解体せざるを得なくなりました。(日本で雑品を解体し始めたのは中国系が中心ではありますが、
日系業者も行っています。別に中国系に限定された話ではない。)
※雑品から解体・選別・仕分けが終わった後のアルミスクラップは不純物がない(もしくは少ない)
為、アルミ合金メーカー・軽圧メーカーなどの需要家がそのまま使用することができる(溶解できる)。
その需要家は、日本よりも圧倒的に中国の方が多くある為、アルミスクラップが中国に輸出されてい
るわけです。
※中国の需要家VS日本の需要家で、原料の購入において「日本が買い負けている」とは言うことが
できますが、仮に中国への輸出を禁止したところで、年間40万トンを超すアルミスクラップを日本
国内で全部使用しろ!と言われれば、日本の需要家が使用しきれないと思うのですが、いかがで
しょうか?むしろ、中国に買っていただいているという側面があると思います。
おまけ:
こういうことを書くとすぐ「お前は親中か!」とか言われそうですが、事実を申し上げています。笑
【photo ひとこと 当該日経新聞記事を添付】
以上