《日経新聞記事検証 つづき》
【1月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=157円80銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:49,359.33 (-83.11)
【1月17日:先週末の状況】
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13000.0(-205)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.7885(-0.1595)
④金:4588.4(-27.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 59.44(+0.25)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2100円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2070円
※ニューヨーク為替引値(円)
158.09-158.14(0.55円高-0.51円高)
【1月18日:昨日の状況】
※国内銅建値2190円(1月13日より+80円)
《日経新聞記事検証 つづき》
※先週末に添付した、1/15付日経新聞の記事について、今日も、イチャモンを付けます。(笑)
※記事の中(山口社長のコメントの前)に、「中国系にとって、足元の円安の影響で日本の
スクラップは割安に映る」とあります。
※この意味は、「在中国アルミ合金メーカー(需要家)が、原料である金属スクラップを日本
から購入するとき、割安に感じる(円安になると日本の輸出者が輸出し易くなる)」という
ことになります。果たしてそうでしょうか?
※在中国アルミ合金メーカーが、原料として日本からアルミスクラップを購入することを想定
して考えます。
※例えば、為替レートが1ドル=140円の時に、日本国内のアルミスクラップ:ビス付きサッシP
が280円/kgだとします。円安が進み、為替レートが1ドル=150円になったら、同じビス付き
サッシPが、日本国内で300円/kgとなるだけで、中国合金メーカーが、仕入れ資金(例えば1万
ドル)で、購入することができる日本国内の、ビス付きサッシPの量は変わりません。
→中国メーカーのメリット・デメリットなし。
※もし!
※為替のレートが1ドルに対して円高でも円安でも、日本国内のビス付きサッシPは「いつでも
280円と決まっている」ならば、円安になると、在中国アルミ合金メーカーは、同じ資金(例え
ば仕入れ資金:1万ドル)で、買える商品の量が増えるので、
“割安感”があります。
円高時 10,000X140=140万ドル・・・交換した日本円(少)→購入可能量少
円安時 10,000X150=150万ドル・・・交換した日本円(多)→購入可能量多
→中国メーカーのメリットあり。
・・・ただそんなことはありません。
※もともと日本国内のアルミビス付きサッシPは、国際相場(ドルベース)に準じて日本国内
価格も連動するので、円安が進む局面では、中国メーカー(需要家)にとって、多少メリット
はありますが、大きなメリットはありません。(注:多少とは?相場が上がっているときは
仕入先が安い荷物を持っていて、比較的荷物を購入し易い。が、その影響は僅か。)
※完全に日本国内で作っている商品、例えば、日本の米と日本の水だけを使って作る日本酒は、
その価格が日本の国内事情によってのみ決まります。四合瓶1本2,000円のものを海外の需要家
が購入するときには、円高のときより円安のときの方が、メリットがあります(同じ資金なら
沢山買える)。
※ところが、アルミスクラップについては「原料であること」と「価格が国際基準(LME)で
あること」から、「円安=日本からの輸出有利(海外から購入し易い)」とはなりません。
前回コラムに続き、日経新聞の記者が完全に間違えている部分です。
以上