1月12日 相場情報

お客様各位

【1月12日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=145円20銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:37,711.02(+15.29)

※銅LMEセツルメント($/t)
     ①午前売:8332.0(+47)
     ②午後売:8274.0

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
     ③銅:3.7765(-0.0045)
     ④金:2014.3(-7.4)

※WTI原油先物($/bbl)
     ⑤原油 : 72.02(+0.65)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
     ①ロンドン午前:1260円
     ②ロンドン午後:1250円
     ③N.Y. : 1260円

※ニューヨーク為替引値(円)
      145.28-145.29(0.45円高-0.47円高)

【1月11日:昨日の状況】

※国内銅建値1240円 (1月10日より-10円)

《続続・アメリカの運ちゃん》

※さて、自分で問題を提起しておいて、その答えが危うい
アメリカの運ちゃんの高額年収問題。
アメリカの運ちゃんの年収が1,500万円かどうかは不明で
すが、日本の運ちゃんより年収は高そうです。
その理由として、もう一つの仮説を考えてみました。
ずばりアフター・コンペティション。

※アメリカと日本で、非鉄金属スクラップ業界の環境が異
なるとしたら、アメリカは金属スクラップ発生量の割に扱
う業者が少ないのではないか?という仮説です。
※かつては現在の日本同様に業者が大量に乱立し、あまり
にも商売が儲からない為、その後、倒産・廃業が増え業者
が減ってしまった。
※もしくはM&Aによる合従連衡が進み、一社の取扱い規
模は大きくなる一方業者の数が減った。

※日本の鉄鋼メーカーで同じようなことがあったと記憶し
ています。日本には鉄鋼メーカーが数多くありますが、現
在、実質的に日本製鉄とJFEの2グループに収斂されていま
す。
※二大グループに収斂された後、需要家への価格交渉力が
一気に高まり、結果として各社の利益を確保し易くなった。
競争相手が減って、無駄なダンピング(不当廉価)をしなく
なったわけです。

※同じようなことが、かつてアメリカの金属スクラップ業
界で起き、今が“その後”(after competition)だとすると、
アメリカの金属スクラップ問屋は、日本とは違って利幅を
取りやすいのやもしれません。故に取引する運送会社にも
運賃を多く払える?そして運ちゃんの給料が上がる?

※これはある意味恐ろしい話です。
現在、日本の金属スクラップ業界は業者の異常な乱立で、
価格競争が激化、利益が全く出ない環境にあります。 
※その成れの果てが「倒産・廃業・合従連衡が進み、業者
数が劇的に減ること」だとしたら、アメリカの現状は、日
本の未来予想図であると仮定出来るからです。
※まるでイナゴの大群が農作物を食い尽くしどこかへ移動
するように、金属スクラップ市場は食い尽されるまで、業
者が過当競争を続けないと、利幅の取れる世の中にならな
い?としたら、恐ろしい話です。

おまけ
アメリカの運ちゃんの給料が高く、日本が安いのは為替レ
ート(ドル円相場)のせいだと考えた方。 
アメリカ国内はドルだけで経済が完結、日本国内は円だけ
で経済が完結しているので、ドル円レートは関係ないと考
えます。

※雑線(ヤード持込):【1月11日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】 
   
以上